ストリングス編
ストリングスとは、バイオリンやビオラ、チェロ、コントラバスなどの総称で、曲の中に取り入れると壮大な雰囲気を出すことができ、和音で入力すると音に厚みをだすことができます。
このデータは、ノートパレットから音符を選び、単純に貼り付けただけのデータです。
下のコントローラー表示画面(Vel & GT, Expression)を見ても分かるとおり、抑揚がなく、壮大な雰囲気が出ていません。
聴いてみましょう
そこで、MIDIプラグイン「ストリングス」を使って、音に抑揚をつけます。
Expression(エクスプレッション)は、演奏者が演奏表現としてつける音量変化(抑揚)を表すのに使用するコントローラです。
<手順>
- 効果をかけたい部分をドラッグし、範囲選択する。
- 「ツール」メニュー→「MIDIプラグイン」→「ストリングス」を開く。
- 感度や音量を調整し「試聴」する。
- 問題がなければ「OK」をクリックする。
弦の上に弓をすべらせるという楽器の特性上、「レガート」をオンにして音と音のつながりをなめらかにすることにより、よりストリングスらしい雰囲気を出すことができます。
音の強さと長さをあらわす「Vel & GT」を見てみると、隣の音との間隔がなくなり、発音が長くなったことが分かります。
音の抑揚をあらわす「Expression」を見てみると、抑揚がついたことが分かります。
聴いてみましょう
仕上げに、手動で音の強さ(Vel)を調整してみましょう。
マウスで上下方向にドラッグすると、ベロシティを直接編集することができます。
長い音は強めに、短い音は弱めにし、また敢えて音の強さにバラつきをだすことで、ストリングスらしい演奏になりました。
聴いてみましょう