■サウンドファイルを変換する
Sound it!では、さまざまなサウンドファイルに変換することが可能です。必要なサウンドファイルに応じて、その場面に適切なファイルをすばやく作成することが可能です。


■Sound it!の対応フォーマット一覧
●AIFF (Macintosh) .aif / .aiff
●WAV(PCM Wave Format ) .wav
●System7サウンド
●snd リソース
●Next / Sun .au / .snd
●PCM Raw Data .raw / .pcm
●MP3 .mp3
●Quick Time .qt / .mov
●AIFC .aifc(読み込みのみ)
●音楽CD(Mac OS.X(10.2以降)のみ)
●MIDI(Format0 / 1) .mid(AIFFへの変換のみ)
※Roland社VSC-3.0の音色(902音色+26ドラムセット)にてMIDIデータをAIFFデータに変換します(Mac OS.9.xのみ)。
●ビット・レゾリューション 8 / 16 / 24 Bit
●Stereo / Mono
●サンプリング・レート 4 / 8 / 11 / 22 / 32 / 44 / 48 / 96 / 192kHz


<代表的なサウンドファイルの概要>
■AIFF(.aiff)について
Macintoshで標準的に使用されているファイル形式で、拡張子は「aiff」です。ファイルサイズは大きく、音楽CDクオリティ(16bit/44.1kHz/stereo)の場合、1分のデータで約10.6MB、1時間あたり約635MBになります。音声や音楽を扱うソフト、例えば、音楽CDを作成する際やホームページ作成ソフト、映像編集ソフトなどで一般的に使われています。

■WAV(.wav)について
Windowsで標準的に使用されているファイル形式で、拡張子は「wav」です。ファイルサイズは大きく、音楽CDクオリティ(16bit/44.1kHz/stereo)の場合、1分のデータで約10.6MB、1時間あたり約635MBになります。音声や音楽を扱うソフト、例えば、音楽CDを作成する際やホームページ作成ソフト、映像編集ソフトなどで一般的に使われています。

■MP3
最も普及しているサウンド圧縮ファイル形式で、音質はCD並みでファイルサイズをWAVEの約1/10に圧縮することができます。人間の耳に聞こえない非常に高い周波数と低い周波数をカットすることにより音質を劣化することなくファイルサイズを小さくすることができます。サイズを軽くすることでインターネットや、MP3プレーヤーなどで使用することができます。

■MIDI
音楽のデータのひとつですが、音声データは含まれていないためファイルサイズが小さいのが特徴です。シンセサイザーとパソコンでの演奏情報のやりとりに使われています。ホームページのBGMや携帯電話の着信メロディなどに採用されています。
Sound it!ではRoland社製のVSC-3.0を付属しており、ダウンロードなどで取得したMIDIデータをAIFFに変換し音楽CDにすることができます(Mac OS.8.6〜9.xのみの機能です)。

■ファイルの音質について
これより下記で説明しているもの(ビット・レゾリューション・Stereo/Mono・サンプリングレート)については、ファイルの音質を決める役割を果たしてします。これらの組み合わせによって必要な場面に応じた音質を作成することが可能です。例えば、ホームページなどでのBGMや効果音では組み合わせ次第では高音質で軽いデータを作成することができます。
Sound it!では信頼していただけるサウンドクオリティを支えるスペックとして24bit/192kHzまで対応しており、音楽CD以上のハイクオリティなサウンドを作成することも可能です。Sound it!の編集や加工の処理においては内部32bit浮動小数点処理により、オーバーロードの心配もなく余裕のダイナミックレンジを稼ぎ出し、8bitや16bitなど凡用のビットレゾリューションに変換する際に発生する情報の欠落と誤差に関しては独自のディザリング処理技術により劇的なクオリティを再現することができます。
また、ASIO1.0/2.0対応のサウンドカードではクオリティ・レスポンスを最大限に発揮します。


■ビット・レゾリューション
ビットレゾリューションは音量(音圧レベル)をどれくらい細かくデータ化するかを表し情報量の違いを示します。身近な例では、音楽CDが16bitです。bit数が高いほどファイルサイズは大きくなりますが、高音質となります。


■Stereo/Mono
これはFMラジオとAMラジオの音質の差と言えば分かりやすいでしょうか。Stereoでは左右2チャンネルに出力され、Monoでは1チャンネルに出力されることになります。ファイルサイズはStereoではMonoの2倍の大きさになります。


■サンプリングレート
サンプリングレートとはHz(ヘルツ)で表示され、音量(音圧レベル)を調べる際にどれくらい時間を細かく区切るかを周波数で表します。細かく区切るほど音質は高くなりますがファイルのサイズは大きくなります。身近な例では、音楽CDが44.1kHzで1秒間を44,100の細かさで区切っています。


※CD、レコード、ミュージックテープ、放送など他人の著作物から録音したものは、法律により個人で楽しむ以外の利用を禁じられています。