MultiCompressor


MultiCompressorは、4分割された帯域毎にコンプレッサーをかけることにより、イコライザとは異なる空気感を演出することができます。

このLessonでは、各帯域毎にコンプレッサーをかけ、ゲインでレベル調整を行い、うまく空気感を演出していきましょう。

*Sound it! 8 Premium for Windows/Sound it! 7 Premium for Windows/Sound it! 6.0 Premium for Windows/Sound it! 7 for Macintosh/Sound it! 6.0 for Macintoshには、MultiCompressorが収録されています。

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*[編集前]と[編集後]の違いは、ステレオヘッドフォンで試聴するとよりその効果がわかりやすくなります。
操作手順
1.データを読み込みます。
2.範囲選択します。
*データ全体にエフェクトをかける場合には、範囲選択する必要はありません。

3.エフェクターに「MultiCompressor」を設定します。

4.各コントロールのスライダー/ノブを、お好みに合わせて調整/PLAY(試聴)を繰り返して、データに合う値を決めてください。


★サンプルデータ(編集後)での設定値はこちら

ワンポイントアドバイス
MultiCompressor(マルチコンプレッサー)には、プリセットはありませんが、ここでは、一例として低域と中域に絞りを与える設定をご紹介します。

・ゲイン

ロー:+4.5dB
ローミッド:+6.7dB
ハイミッド:+1.7dB
ハイ:0dB


・コンプレッサー
ローミッドとハイは設定なし

ロー:
THRESHOLD(スレッショルド)=-25.1dB、RELEASE(リリース)=0.01sec,ATTACK(アタック)=7.8ms,RATIO(レシオ)=29.2


ハイミッド:
THRESHOLD(スレッショルド)=-25.8dB、RELEASE(リリース)=0.01sec,ATTACK(アタック)=5.4ms,
RATIO(レシオ)=29.2


MultiCompressor(マルチコンプレッサー)は、左側からロー(低域)、ローミッド(低中域)、ハイミッド(高中域)、ハイ(高域)となっており、帯域ごとに違った設定のコンプレッサーをかけることで、音質を好みに調整しつつ迫力を出すことができます。また、例えば、ドラム楽器のハイハットやバスドラムなど、特定の音域で鳴る楽器音に対して、コンプレッサーをかけたい場合などにも使用することができます。

ワンポイント画像
5.データに合う値が決まったら「OK(実行)」をクリックします。

波形が変化したことが確認できます。
実行
6.聴いてみましょう。

エフェクト処理実行後、やはりデータを元に戻したいという場合は「編集」メニューから「元に戻す」をクリックしてください。
データ保存後は元に戻りません。
7.保存します。


気に入ったプリセットがない場合、お好みのプリセットを作成することが可能です。プリセット作成方法につきましては、
Q&A「プリセットの保存([SAVE]ボタン)」 、「プリセットの保存(既存のプリセットをコピーして編集する)」をご参照下さい。

また、プリセットの初期化につきましてはQ&A「プリセットの初期化」をご参照下さい。
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