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使いこなしのテクニック鼻歌入力 ~設定編~ 楽譜の読めない方、楽器を弾けない方にも作曲を楽しんでいただけます。実践編こちら→からどうぞ

鼻歌入力とは?

鼻歌入力は「シングtoスコア」という機能で、マイクに向かって歌った音程を判定し、楽譜に変換してくれます。

マイクから入力される音を判定する為、適正な入力レベルの設定と歌い方にコツが必要です。

設定編では鼻歌入力をする前に必要なマイクの設定について紹介します。
歌い方のコツについては、次の実践編でご紹介します。

マイクの接続

まず、パソコンのマイク端子にマイクを接続します。

<パソコン内蔵のサウンド機能を使用する場合>
デスクトップパソコンの場合は本体の裏側、ノートパソコンの場合は本体の側面か手前にあることが多いですが、分からない場合はパソコンのマニュアル等でご確認下さい。

<外部接続のオーディオインターフェイスを使用する場合>
各機器のマイク入力端子に接続し、入力ソースをマイクに設定してください。

マイク入力レベルの設定

Singer Song Writer STARTの場合

Singer Song Writerを起動し、「演奏」メニューより「シングtoスコア」を開きます。
入力レベル調整にある「自動設定」ボタンをクリックしてください。

<入力レベルの確認>

歌をうたう時の声の大きさで、入力レベルのテストを行ってください。下の図のように赤の 目盛りが1~2個点灯する程度の音量が適切です。レベルが大きすぎても小さすぎても正確な判定は望めません。

入力レベルの確認

<無音レベルの測定>
入力機器自身が持つノイズや、部屋の騒がしさを測定します。
TVを消し、窓を閉めるなど、できるだけ部屋を静かな状態にしてください。また、マイクを握りなおしたり、マイクに息を吹きかけたりしないようご注意下さい。

<音のレベルの測定>
マイクに入力される音量を測定します。「アー」「ラー」など、一定したピッチで持続した音で測定してください。測定が完了するとスレッショルド(感度)が決定します。

測定後、以下のような警告が出る場合

レベルエラー
無音状態のレベルと、音の測定をしたときのレベルの差が少ない場合に表示されます。以下の点に気をつけて、エラーが出なくなるように設定をやり直してください。
  • マイク入力レベルの設定が適切でない → 入力レベルの設定をやりなおす。
  • 部屋が騒がしい → 部屋を静かにするか、場所を移動する。
  • 測定時の声が小さい → もっと大きな声で歌う。
  • マイクのノイズが高い → マイクを別のものに変えてみる。

ABILITYシリーズ、Singer Song Writer Lite 9/9.5 の場合

<入力レベルの確認>

録音レベル(マイク入力)の調整方法 をご参照ください。


使いこなしのテクニック鼻歌入力 ~実践編~ 楽譜の読めない方、楽器を弾けない方にも作曲を楽しんでいただけます。設定編こちら→からどうぞ

ピッチスコープについて

ピッチスコープでは、現在入力されている声(入力音)がどれくらいの音程か、目標としている音と比較してどれくらいズレているかを視覚的に確認することができます。

ピッチスコープには音階のグリッドがあらかじめ引かれています。また、入力された声の高さが黄色(または水色)の線で表示されます。この線ができるだけ水平線に近く、目的音のグリッドに近い方が鼻歌入力機能に適した歌い方になります。

入力のテスト

実際に声(入力音)を出して、意図した音符に変換できるかどうかのテスト(練習)をします。このテスト(練習)で安定した判定結果が得られない場合、実際の録音を開始しても正しい結果を得ることができません。できるだけ調整を繰り返し、歌い方や音の出し方のコツをつかんでから実際の録音に入りましょう。

シングtoスコアでは、表示される1本の線から音程の平均値をとり判定します。

そのため、ピッチスコープの右側に書いてある「ドレミファソラシド」のガイドラインに添うよう、また黄色の線ができるだけ横にまっすぐのびるように歌うのがコツです。

ビブラートをかけたり、抑揚をつけたりするとまっすぐにはなりません。またその人の声質により、「ター」「ラー」「マー」「アー」など音程が安定しやすい発音が異なります。テスト画面で自分に合う発音を探してみてください。

<安定した音程>

×<安定していない音程>

メロディを入力する練習

安定した音程で歌うことができるようになったら、今度はメロディーをつけて練習してみましょう。

黄色い線の始点から終点までがひとつの音符として判定されます。

たとえば4分音符で「ドレミ」と入力したい場合、「タッタッタッ」と歯切れよく歌ってください。「ターターター」と続けて歌うと下のように1本につながってしまい,正しい判定結果を得ることができません。

また、入力の際は必ずメトロノームに合わせて歌いましょう。メトロノームを使用しないと、正確なリズムで判定ができません。早くて歌いにくい場合は予めテンポを90や100程度にすると歌いやすく、判定率もあがります。

<良い例>

×<悪い例>

黄色い線が出ない、音を出していないのに線が出てくる場合

マイクの初期設定が正常にできていません。最初の設定編に戻って適正な設定を行ってください。